世界一カッコイイ
ガーディアンを作る!!

無反動砲のディティールアップ(その2)

左は、無反動砲後半部分の右側面。気にしなければどうということはありませんが、今一つのっぺりした印象があるのは否めないところです。そこで、この部分にモールドを追加してやることにします。
上の画像では外してありましたが、後端外側の上下に、左のような小さいノズルと、偏向板風のパーツを接着するようになっています。しかしご覧のとおり、側面に突き出した丸い板にノズルをはめ込み、何も無い付け根部分を偏向板で隠しているだけ…というパーツ構成。これでは、このノズルが何のためにあって、どのように機能するのかがさっぱり伝わって来ません。この部分も、それらしい雰囲気を出すために、手を加えてみましょう。
まずはのっぺりした面へのモールド追加工作です。左のように、2mm程度のピンバイスで3ケ所ほど、軽くえぐり込んでおきます。
次に、0.3mm厚のプラ板に内径10mmの穴を開けたゲージを作り、左のようにシャーペン等で円のアタリを書き込んでやります。
上で書き込んだアタリに合わせて、エポキシパテ(今回はミリプットを使用)を円盤状に盛り付けてやります。同時に、後方のノズル部分にも、左の要領でパテを盛り付けました。また、ノズル部分のパーツ表面には、あらかじめハンドクリーム等を薄く塗っておきます。
室温等にもよりますが、5〜6時間経つと半硬化状態になりますので、一度パーツ本体からパテを剥がします。この際、パテが簡単に外れるように、ハンドクリームを塗っておいたわけですね。
本体から剥がしたノズル部分のパテは、表面の油分をしっかり拭き取り、左のように後端のリング状パーツに接着しておきます。
次に、円盤状に盛り付けたパテも、本体から引き剥がします(この際、形状がゆがんでしまうほど柔らかいようだったら、もうしばらく硬化が進むのを待ってから剥がしましょう)。剥がしたパテの裏側には、左のようにシャーペンで書いたアタリが転写されているはずです。
裏側に転写されたアタリにそって、円盤状パテの形状をおおまかに削って整えます。後方のノズル部分も、接着剤が硬化していれば、左のように本体と合わせて、形状を整えてしまいます。ここまでの加工を終えたら、パテが完全に硬化するまで放置します。
完全硬化後、耐水ペーパー等で表面を整えれば、簡単なディティール追加工作の完了です。ガーディアン全体のデザインラインを崩さない程度の、ごく単純なディティールを追加したに過ぎませんが、ノズル周辺の雰囲気などは、よりそれらしくなったと思います。


上の2点は、ここまで加工したパーツを組み合わせた無反動砲の全体像です。後方の小さいノズルに付いていた偏向板は、思いきって取り払ってしまいました。エポキシパテを使ったディティール追加工作の一例として、何かの参考にしていただければ幸いです。ちなみに、今回ディティールアップした後方の小さいノズルは、背面のバーニアを使ったジャンプ時等に、大質量が偏っている無反動砲側の、空中での姿勢制御のために付いている物・・・と解釈しています。グレネードの発射時に、3ケ所からガスが吹き出すというのも、絵としてはカッコイイのですが、あまり意味が感じられませんからね。

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