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左は、無反動砲後半部分の右側面。気にしなければどうということはありませんが、今一つのっぺりした印象があるのは否めないところです。そこで、この部分にモールドを追加してやることにします。 |
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上の画像では外してありましたが、後端外側の上下に、左のような小さいノズルと、偏向板風のパーツを接着するようになっています。しかしご覧のとおり、側面に突き出した丸い板にノズルをはめ込み、何も無い付け根部分を偏向板で隠しているだけ…というパーツ構成。これでは、このノズルが何のためにあって、どのように機能するのかがさっぱり伝わって来ません。この部分も、それらしい雰囲気を出すために、手を加えてみましょう。 |
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まずはのっぺりした面へのモールド追加工作です。左のように、2mm程度のピンバイスで3ケ所ほど、軽くえぐり込んでおきます。 |
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次に、0.3mm厚のプラ板に内径10mmの穴を開けたゲージを作り、左のようにシャーペン等で円のアタリを書き込んでやります。 |
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上で書き込んだアタリに合わせて、エポキシパテ(今回はミリプットを使用)を円盤状に盛り付けてやります。同時に、後方のノズル部分にも、左の要領でパテを盛り付けました。また、ノズル部分のパーツ表面には、あらかじめハンドクリーム等を薄く塗っておきます。 |
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室温等にもよりますが、5〜6時間経つと半硬化状態になりますので、一度パーツ本体からパテを剥がします。この際、パテが簡単に外れるように、ハンドクリームを塗っておいたわけですね。 |
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本体から剥がしたノズル部分のパテは、表面の油分をしっかり拭き取り、左のように後端のリング状パーツに接着しておきます。 |
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次に、円盤状に盛り付けたパテも、本体から引き剥がします(この際、形状がゆがんでしまうほど柔らかいようだったら、もうしばらく硬化が進むのを待ってから剥がしましょう)。剥がしたパテの裏側には、左のようにシャーペンで書いたアタリが転写されているはずです。 |
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裏側に転写されたアタリにそって、円盤状パテの形状をおおまかに削って整えます。後方のノズル部分も、接着剤が硬化していれば、左のように本体と合わせて、形状を整えてしまいます。ここまでの加工を終えたら、パテが完全に硬化するまで放置します。 |
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完全硬化後、耐水ペーパー等で表面を整えれば、簡単なディティール追加工作の完了です。ガーディアン全体のデザインラインを崩さない程度の、ごく単純なディティールを追加したに過ぎませんが、ノズル周辺の雰囲気などは、よりそれらしくなったと思います。 |