その6:上を向いて歩こうゲルググ編

作品展示室でご覧いただける、HG1/144ザクでも
同じ工作を施したのですが、キットのままでは決し
て取れない、上を向いたポーズを可能とするべく、
首にあたる部分を丸ごと新造してみました。

まずはそのへんに転がっていた1mm厚のプラ板の切れ端に3mmの穴を開け、3mmプラ棒を差し込んで、しっかり先端を固定します。

プラ棒が固まったら、左のように頭部パーツの裏側中央に固定出来るよう、適当な大きさに切り出します。

先に作ったモノアイ可動軸の土台部分に干渉するため、上で切り出したプラ板とプラ棒の接続部分を、左のように削り込んでやりました。

上で削り込んだ自作パーツを、先に削り込んでおいた頭部裏側の形に合わせて形を整え、モノアイ軸受け部分の下にしっかり接着します。この時点では、後頭部側パーツA13には接着剤が付かないように気を付けましょう。

左のような位置に、プラ棒が固定されたわけです。この棒が、上を向くための可動軸になります。

その可動軸となる3mmプラ棒に、真横からピンバイスで1mmの穴を開けてやります。

次に、襟もとのパーツC6中央の穴にピッタリはまる、外径6mm、内径4mmのアクリルパイプを用意します。これはたまたま持っていたものを使っているだけで、材質がアクリルでなければいけないことはありません。

用意したアクリルパイプを適当な長さ(3〜4cm)に切断し、左のように切断面から2mm程度下がった位置に、1mmのピンバイスで穴を貫通させます。

画像が見難いのですが、アクリルパイプは穴を開けた側の切断面を斜めに削っています。先に穴を開けた可動軸は、左のように5mm程度の長さに切断しました。この軸が付いた頭部パーツと、外径6mmのアクリルパイプを組み合わせて、頭部の上向き可動を再現するわけです。

ここで、コトブキヤさんのポリパーツを用意しました。このポリパーツにセットされている細い棒状のパーツを使って、頭部とアクリルパイプを接続します。

画像が見難くて申し訳ありません。アクリルパイプの中に、頭部パーツ下の可動軸を差し込み、双方に開けた1mmの穴にポリ製の棒を貫通させました。ここまでの作業で、下段左右の画像のように、首の上下動が可能になりました。接続をポリパーツで行っているため、動きも節度のあるものとなっています。

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