その6

パーツの型取りと複製
上級編

Part6



シリコンの硬化後、方眼紙の型枠を外した状態の画像です。
上の画像の断面をイラストにするとこうなっています。中央のレジンキャストを、シリコンが包み込んでいるような状態ですね。
輪ゴムを外し、粘土とレジンキャストを取り除きました。まずは三分割のシリコン型が出来上がったわけです。

ただし、最後に流し込んで硬化させたシリコン部分は、このままの状態だと「型」の役割を果たすことが出来ません。

そこでデザインナイフの出番です。非常に説明しにくいのですが、左のように複製しようとしているパーツとシリコン型の境目に、浅くデザインナイフの刃を潜らせるようにして周囲に切り込みを入れます。

切り込みを入れ終えたら、今度は大きめのカッターで、パーツの形状そのままに固まっているシリコン型の外面を、肉を削ぎ落とすように削り取って行きます。

上記の工程を経て、このような状態になりました。出来るだけ均一に、2〜3mmの厚さで肉を削いでやりたいところです。
これらの作業で、シリコン型はこのような状態に組み合わさっていることになります。このページ、上から2段目のイラストと較べていただけると、どのようにシリコンを削り取ったかがおわかりいただけるのではないでしょうか(不安だ〜)。

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