その6

パーツの型取りと複製
上級編

Part1

基礎技術その2でご紹介した、シリコンとレジンキャスト
による片面型取りの方法から一歩進んで、ちょっとばかり
複雑な形をしたパーツの複製方法をご説明します。ただし
初めにお断りしておかなければならないのは、この方法は
複製品の量産には向かないということ。あくまで、フルス
クラッチのために、2〜3個のパーツを揃えるための複製
方法と思ってください(うわっ! 何かすみませ〜ん)。

まずはおさらいの意味も含め、先に
「パーツの型取りと複
製」
のペ−ジで紹介した、作業に必要な道具と材料をご覧
いただきたいと思います。基本的にはさほど変わらない作
業ではありますが、ここではさらに、
油粘土用意する必
要があります。一般的な文房具屋さんで手に入る、ひとか
たまり100円前後の物で、まったく問題ありません。


今回複製するのは、上の自作パーツです。ある題材をフル
スクラッチするために作り起こした原型で、これはロボッ
トの前腕にあたる部分です。ちょっとばかり複雑な形をし
ているので、シリコンの型を三分割しての型取りを行なう
ことにしてみました。では、次のページから実際の作業行
程をご覧いただきましょう。             


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