その2
パーツの型取りと複製
Part1
プラモデルを改造したり、フルスクラッチビルドを
行なったりしていると、同じ形のパーツが、複数個
必要な場面に遭遇することがあります。手作業で、
まったく同じ形のパーツを作るのは、なかなか大変
なモノ。そんな時、シリコンゴム等を使用した型取
りと、注型材による複製方法を知っていれば、比較
的少ない手間で、精度の高い、同じ形のパーツを揃
えることが可能になります。では、そのために必要
な材料と道具を紹介しましょう。
まず、型を作るためのシリコンゴムが必要です。上の画像の
商品は、ボークスというメーカーから発売されている、造型
村、スーパーEXシリコンです。2、500円前後で販売さ
れており、1kg入っています。右に見えるのは、硬化促進
用の薬品で、ひと缶に一本、必ず付いて来るはずです。ちな
みに渋川が始めて型取りを試した15年前は、同じ量のシリ
コンが5、000円以上したのですから、本当にいい時代に
なったものだと思います。
見てのとおりですが、紙コップ、爪楊枝、割り箸、大きめの
スプーンと、牛乳パックを開いたものを用意します。どれを
とっても、どこでも手に入る簡単なものですよね。
余計な物まで写っていますが、幅広の両面テープと、適当な
大きさのプラ板も用意します。必ずしもプラ板である必要は
ありませんが、ある程度厚みのある、平坦な板(土台)が必
要です。作ろうとする型が小さければ、CDのケースなども
使えるでしょう。この他に、セロテープ、はさみ、カッター
等があれば、準備は完了です。
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