その7

エアブラシのメンテナンス

Part2

さて、いきなり登場しましたのは、タミヤ模型から発売されている「ミニ四駆」用チタニウムグリスです。随分前に購入したので、値段を忘れてしまったのですが、今でも模型屋さんに行けば、200〜300円程度で購入出来ると思います。もちろん、このグリスでなければダメということではありませんが、出来ればシリコン系のグリスを使いたいところです。

そのチタニウムグリスを、爪楊枝の先端に極々少量取り出します。本当にほんのチョットで大丈夫。

そのグリスを、矢印で指したゴムパッキンの内側にまんべんなく塗り付けます。しつこいようですが、ホントにほんの少しでオッケーです。

グリスを塗り終えたら、先に下側から抜き取った金属のパーツを、ピンセット等でつまんで、エアブラシ本体の上側から、もとの位置にセットします。

抜き取った時と逆の手順で、上から爪楊枝で押し込んでやります。ここでも、あまり力を入れ過ぎないよう気を付けてください。

次に、ペンチでひねってはずしたバルブ部分を取り付けます。外した時を同様、ペンチを使って、ごく軽い力で締め付けてやりましょう。

すべてのパーツを、もとどおりに組み付けます。日頃掃除をさぼっているようでしたら、この機会にノズル周りもキレイにしてあげましょう。

組み立て方がわからなくなった時は、こちらのページをご覧下さい。

では、ボンベやコンプレッサーに繋ぐ前に作動テストです。人さし指でボタンをぐいっと押し込んで・・・

パッと指を離した時に、押したボタンが「パチン」と音を立てて戻って来れば完璧です。これでもう、不愉快なエアー漏れに悩まされることはないでしょう。

以上が、エアブラシのエアー漏れが起きた時のメンテ
ナンス方法です。塗料の吹き付けに関するこの他のト
ラブル(例えば、ノズルから塗料がボタボタ垂れると
か、塗料が蜘蛛の糸状態で吹き出す等)は、ほとんど
が塗料の薄め方の間違いや、基本的な掃除の不足によ
るものです。ここで紹介している私のエアブラシは、
購入してから既に16年経っていますが、塗装作業の
終了後はいつもしっかり掃除していますので、今も元
気に活躍しています。より良い作品作りのためにも、
道具のメンテナンスはしっかり行ないましょう

エアブラシについてのご質問を
お待ちしております!


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