基礎技術エアブラシ

その7〜補足〜

エアブラシのメンテナンス
〜組み立て編〜


エアブラシのメンテナンスの記事で、グリスアップを済ませた後の、組み立てに関する説明があっさりし過ぎて不親切でした。左画像、矢印で指したパーツの前後が間違えやすいこともあるので、ここで改めて、解説したいと思います。

ちょっとわかりにくい画像ですが、エアブラシ本体上面の開口部を覗くと、内側の両側面に、矢印で指したようなスリットが設けられています。これは、エアーを吹き出すスイッチとなる「ボタン」パーツの下端両サイドに突き出したピンが入り込むスリットです。

まずは、上で書いた「ボタン」を画像のように横向きにして、本体に差し込み、90度ひねります。このボタンにも前後がありますので、間違えないように気を付けてください。指をかける円盤状の部分、切り欠きがある方が後ろ側になります。

先に書いた本体内側両側面のスリットに、「ボタン」下部のピンがはまっていることを確認しましょう。
ボタン押さえパーツをラジオペンチ等でつまみ、ボタンが外れないように注意しつつ、やはり横向きにして本体に差し込みます。

しかる後、矢印のように90度ひねって、正しい向きにセットします。下段の画像とイラストを参考に、ボタン押さえパーツの正しいセット方向を確認してください。

これ以降の組み立てには、難しいところはないと思いますが、参考までに。まずはスプリングと一緒に、ニードルが入り込むパイプ(?)状パーツを差し込み・・・

スプリングを圧縮しつつ、一段太くなった部分にネジが切ってあるパーツをセット。エアブラシ本体にきっちりとねじ込みます。

ニードル先端をぶつけて曲げたりしないよう注意しつつ、残りのパーツを組み付けましょう。

以上が、ダブルアクションエアブラシの正しい組み立て方です。前ページの記事を製作してから2年、購入からは18年が経ちましたが、こまめにメンテナンスしている私のエアブラシはいまだ現役です。買いやすくなったとはいえ、決して安い道具ではないエアブラシ。皆さんも、大切に使ってあげてくださいね。

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