その1:尖るべきところはシャープに

1/144というスケールにおいては、各部のシャープさ
が作品の印象を大きく左右します。極端に言うなら、同じ
1/144ガンダムの額のV字の角の先端が、使い古した
鉛筆の芯の丸まった先っぽみたいになっていたら、カッコ
良さも半減するというもの。すべてのエッジを削り込むの
は大変だけど、ポイントを絞って手を加えるだけでも、完
成後の見栄えは格段にアップするのです。

いきなりのどアップで申し訳ありません。これはB1〜B4パーツ、ヒザ部分の先端です。左右パーツを普通に組み合わせると、左のようになんとなく丸まったエッジが出来上がります。

もともと丸くなったエッジを尖らせるとなると、ヒザ部分を全体的に削り込むことになり、形状のつじつま合わせで苦労を背負い込むことになります。そこでまずは、左のように先端部分を平らに削ってしまいます。

削って出した平面に、適当なプラ板の細切れを、瞬間接着剤でガッチリと接着してやります。ここでは1mm厚のプラ板の細切りを2枚ほど貼り付けました。

瞬着が完全に乾燥したら、デザインナイフ等で左のようにおおまかな形を削り出し、230番程度の耐水ペーパーで、左下と下のように形を整えます。この状態ではわかりにくいと思いますが、なんとなく丸まっていた先端部分に、ビシッと尖ったエッジが出来上がりました。

独特の形の肩アーマーも、外側に突き出した部分の先端が丸くなっていて、力強さに欠けているように思えるので、上のヒザ部分と同様に先端を平らに削り落とします。

上段左右の画像のように、やはりプラ板の細切れを接着し、完全乾燥した後、左のように削り込みました。

上の状態を側面から見ると、こうなっています。渋川的には、ゲルググのこの「とんがり」部分は、ザクの左肩スパイクアーマーのトゲに相当する部分だと解釈しているので、やはりキチンと尖っていないと納得が行きません。特別難しい工作ではないと思いますので、プラモ初心者の方はプロポーションの改造などに手を付ける前に、こういった細かいディティールアップから始めてみてはいかがでしょうか。

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