その4
スミ入れの方法
Part6
上:折りたたんだティシューペーパーに、エナメル系塗料専用
うすめ液を少量含ませます。ビタビタになるほど含ませると、
モールドに入り込んだ塗料まで拭き取ってしまうことになりま
すので、注意してください。
感覚的な表現で申し訳ありませんが、はみ出した塗料を拭き取
き取るタイミングは、モールドからはみ出した塗料が、完全に
乾燥する一歩手前くらい・・といった感じが適当です。完全に
乾燥してから拭き取っても問題はありませんが、その場合サッ
と拭き取るというわけには行かなくなりますので、ラッカー系
塗料の下地に負担をかけないためにも、拭き取りのタイミング
を見極めることが重要ですね。
上:うすめ液を含ませたティシューで、塗料がはみ出した部分
を軽くこすり、余分な塗料を拭き取ります。
上:はみ出した塗料がきれいに落ちましたね。エナメル系塗料
と、その専用うすめ液は、ラッカー系塗料の塗装面を侵さない
ので、下地は何の影響も受けていません。
上:塗装しなかった面も、同様の拭き取り作業を行なうことで
モールドにそって、きれいに塗料が残ります。
CAUTION!
ラッカー系塗料の塗装面を侵さないエナメル系うすめ液(シンナー)ですが、プラスチックそのものを割れやすくする性質を持っています。スミ入れ程度の作業ならさほど心配はありませんが、関節部分や、力のかかる部分への使用に際しては、うすめ液が余計な部分に流れ込まないよう注意しましょう。
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