その1

パーツを切り出す

Part5


ニッパーとカッター(デザインナイフ)による作業で、ここまでの
状態になりました。すべてのパーツを、今までのように切り出して
組み立てれば、最近のキットであればかなり満足の行く仕上がりが
手に入ると思います。「
ヤスリは使わないの?」と思われるかもし
れませんが、最近のキットは非常にパーツの精度が高いため、普通
に組み立てるだけならば、ヤスリを必要とする部分はほとんどあり
ません。ひと昔前のキットは、パーツとパーツを合わせると1ミリ
くらいの段差が出来たりすることがあったので、ヤスリが欠かせま
せんでした。今や接着剤すら必要ない時代なのですから、渋川のよ
うな古い人間は、技術の進歩に驚くばかりです。        

これでは満足いかない、もっとキレイに仕上げたい、という
向上心あふれるあなたには、さらなる仕上げ作業が待ってい
ます。それは「耐水ペーパー」による表面処理です。この作
業を行なうことで、バリの跡を完全に消し去ることが出来る
のですが、そのために強いられる作業は、お世辞にも楽しい
ものとは言えません。まずは、ここまでの工作をしっかりと
行なって、モビルスーツの1体でも完成させてみることを、
渋川は強く、オススメしておきます。          

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