その5
合わせ目の消し方
Part9
これも環境によって変化しますが、溶きパテが硬化するには
数時間は待つ必要があります。作業効率を考えると、合わせ
目を消してからこの作業を行なうのは時間の無駄ですよね。
渋川の場合は、ランナーからパーツを切り離す前に、全体を
くまなくチェックしてヒケを見つけ、全ての作業の一番初め
に、溶きパテを塗り付けることにしています。
溶きパテが完全に乾いたら、合わせ目を消した時とまったく
同じ要領で、400番、600番の耐水ペーパーを使い、パ
ーツの表面を整えます。上の画像で、へこんでいたところに
溶きパテが残っているのがおわかりいただけるでしょう。
すべての作業を終え、軽くサーフェイサーを 吹き付けました。
合わせ目がきれいに消え、モールドもしっかり刻まれていま
す。ここまでの作業をくり返して、キットを完成させれば、
今までとはひと味違う作品になることは間違いありません。
ですが逆に言えば、これだけの作業を施さなければ、合わせ
目を消すことは出来ないわけです。楽しむためのプラモデル
作りが、ストレスをためこむ結果にならないことを祈りつつ、
この記事が、皆さんの参考にしていただければ幸いです。
ご意見、御質問をお待ちしています
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