その5
合わせ目の消し方
Part5
プリンカップ等の適当な容器に、水を入れたものを用意しま
す。この水を耐水ペーパーにつけて、パーツを磨く作業を行
なうわけです。何故、水をつけるのかに関しては色々な説が
あるのですが、渋川は深く考えず、そういうものとしてここ
20年間このやり方を貫いています。ただ、削りカスの粉が
辺りに散らからないのは、大いに助かっていますね。
上段の画像のように、小さく切った400番の耐水ペーパー
に水をつけ、金ヤスリで削った面を磨きます。金ヤスリによ
って刻まれた深い傷が、見えなくなるまで磨きましょう。
上は、400番の耐水ペーパーで磨き終えた状態です。ペー
パーをかけた部分が、白っぽく曇っていますね。金ヤスリに
よる荒削り状態の画像と見比べてください。
こちらは同じパーツの前面ですが、黄色い円で囲んだ部分の
中央、スジ彫りのモールドが、ヤスリがけによってつぶれて
しまっていますね。このまま仕上げては恥ずかしいことにな
るので、この部分のモールドを復活させることにします。
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